2026年11月6日金曜日

囲碁ソフト KaTrain のインストール

自分は囲碁のルールも分からない完全な門外漢だが、家族が囲碁を趣味にしているので、古くなったノートPCにxubuntuを入れてゲーム専用機とし、無料で遊べるソフトとして評価の高い KaTrain をインストールしてみた。

その前にテストとして、常用しているデスクトップ・マシン(windows11)のvirtualboxに入れてみた。ノートPCへのインストールも仮想マシンを作る以外は同じ作業になる。

KaTrain は、超プロ級の囲碁AI KataGo の頭脳を搭載した無料囲碁対局・検討ソフトとのことで、ネットでお薦めの記事も目にする。アマ6段程度と自称する家族にとっても不足はないだろうと考えこのソフトに決めた。

ここで注意点がひとつ。この記事を書く前(2026年11月初頭時点)、最新のlinux version26 を使ってインストールに挑戦したら見事に失敗した。エラーが出てインストール自体に失敗したり、それを乗り越えてインストール自体は正常に終わってもウィンドウを開けないといって起動しなかったりという形の失敗で、Google先生やGemini先生に質問してトライを繰り返しても同じ結果をぐるぐる繰り返すループに陥るばかりだった。ベースとなるLinuxバージョンが、最新の26だといくつかのコマンドが削除されているなど、KaTrain のインストーラーの記述と不整合を起こし失敗するということだったらしい。Gemini先生はソースからコンパイルする方法なんかも薦めてくれたが、ちょっと素人には手を出せない代物だったので断念した。

そこで改めて、旧いバージョン24のパッケージをダウンロードして、virtualbox に仮想マシンを作り、そこに Katrain をインストールして、無事起動までたどり着くことができた。


【基本条件】
〇使ったパッケージ: xubuntu-24.04.5-desktop-amd64.iso
〇VirtualBox version 7.2.22
〇グラフィックス: CPU(intel core i7)の内蔵グラフィック

【作業手順】

1. 必要な依存パッケージとpipのインストール
   sudo apt update
   sudo apt install python3-pip python3-venv xclip -y

2. pipx(安全な個別インストールツール)の導入とインストール
   sudo apt install pipx -y
   pipx ensurepath

3. 一度端末を再起動するか、パスを反映させる
   source ~/.profile

4. KaTrainのインストール
   pipx install katrain

5. 内蔵グラフィックだと、Linux上のOpenCLドライバーの相性によってエラーを起こすことがあるとのこと。その場合は、グラフィック機能を使わない「Eigen(CPU)版」に切り替えることで確実に動作させることができるとのことだった。

今回も起動させてもKataGo Engineがスタートしないエラーが出てプレイが始められなかったので、

   [General & Engine Settings]を開き、設定画面内にある
   「Download KataGo versions」ボタンをクリック
    しばらくダウンロードに時間がかかり、数個のバイナリが保存される

6. 空欄になっているところをクリックすると一覧がポップアップするので
  eigenのバイナリを選択(近年のCPUであれば eigen-avx2 が高速とのこと)
  古いCPUやうまく動かない場合は無印の eigen を選択

7. KataGo本体を指定した欄の下の空欄「Download models」をクリックし
  AIモデルを選択
  (例:b10c384...などの10ブロックモデル=少し小さめで軽量)だと
   CPUだけの処理でも十分にキビキビと動作するとのこと

8. これで正常に起動できるようになったら起動用のショートカット作成
 ・テキストエディターを開き次のように記述し、
  拡張子を .desktop として保存
   [Desktop Entry]
     Type=Application
     Name=マイプログラム起動
     Exec=xfce4-terminal -e /home/(ユーザー名)/.local/bin/katrain
     Icon=utilities-terminal
     Terminal=true ← FalseでもTrueでも違いがなかった

 ・ターミナルで今作ったショートカットに実行権限付与
   chmod +x (今作ったファイル名).desktop

9. ショートカット・ファイルのプロパティを開き
   [アクセス権]タブで 「プログラムとしての実行を許可する」にチェック
   [ランチャー]タブで 「このフィルを信頼済みとして設定する」にチェック

これで.desktopファイルを任意のフォルダにおいてクリックすると起動する(はず)