2010年5月30日日曜日

再開

 しばらくブログにコメントする余裕がなくて、ほったらかしになってしまった。また、少しくらい、更新してみようと思う。

 先週で先日、鳩山首相が沖縄に関するコメントを発表した。また、謝罪のオンパレードのコメントであった。色々、論評されている。確かに「格好悪い」スタイルの人だと思う。誠実である、と感じてもらえることを優先してあのようなスタイルを採っているのだろうな…。

 ただ、どのようにことばを選んだところで、鳩山首相が選択肢を狭めたわけではないだろう。もともとほとんど選択肢…みんなが納得できる妙案があったわけでは…たぶん…ない。誰がやっても同じ結論になっただろうし、そうでないとすると、日米安保条約の破棄だの、日本再軍備だのと、もっと国を割って大論争が生じるような形の対応策をとったことになったのではないか、という気がする。正直、それ以外思い浮かばないのだ。外交・軍事関係の専門家だと、他の方法を持っているんだろうか。少なくとも沖縄から○○へ△△を移動させ、□□を××して…という風に具体的な代替案を示し、そうすればすべて解決できる、とした発言を見た記憶がない。あとは、どうやって地元の住民を納得=我慢させるか、という詐欺師のテクニックの巧拙を競っているような気がする。

 少なくとも自分たちの都道府県や市町村に受け入れようとしないで…国外へ、と考えているともいえるが…NIMBYなまま、マスコミがマイクを向けると得意になってステレオタイプなコメントで首相を非難する風潮も見ていて恥ずかしくなると同時に、ため息が出る気分だな。自分が気が付かないように上の立場の人が何でもやっていくれるのを理想とする、パターナリズムにどっぷり浸かっている意識が感じられて。