2010年10月31日日曜日

Microsft Update

 職場のノートPC、専門のネットワーク管理者がいないこともあって、OS(まだみんなXP)の自動更新が無効になっている。同時期に個々のPCが、個別にアップデートしようとして直接配信元に接続すると回線がパンクするので、それを回避するためということで、止めているらしい。その代わりにサーバーでアップデート・ファイルをプールして、そこからダウンロードさせる設定にする手もあるが、その方法は良く分からないのでやっていない、とのことだった。転勤する前の職場では、同じ条件の設備で、そのようにしていたので、同じにすればできることは分かっているのだけど、係りでもないのにうるさい事を言うのはどうかと思い、そのままにしてある。
 それでも回線の大元のサーバーでフィルタリングされているため、大丈夫なんだと信じているのか、ほとんどの人がアップデートに無頓着。検索でヒットしたページを見ようと思っても、フィルタリングがガチガチで、他愛ない内容のページでも遮断されてしまうため、使い物にならない、と思っている人も多く、余計、セキュリティには関心を持たなくて済む条件が揃っている。しかし、個人的に(内緒で)proxyのアドインを使って、フィルタリングの網を潜り抜けてネットを使っているので、さすがにセキュリティ・アップデートをほっておくことはできず、手動で更新しようとしてみた。
 ところが、何度やっても失敗してしまう。確かに、もともと回線の帯域が狭かったのに、最近、さらに遅くなっているような状況なので、それが原因で失敗しているのかなと思い、遅い時間帯や休日出勤したときなどに試みたが、それでもダメ。いよいよこれは、PC固有の問題だと予想して、原因を調べてみた。そうすると、マイクロソフトの解説ページの中に、それらしい説明を発見。%windir%フォルダにあるWindowsUpdate.logを開いて、その中に「error=0x80072efd」の記述がある場合、proxy経由でネットに接続している環境下でありながら、update時にそのproxy設定が反映されず、アップデート・サーバとの接続に失敗しているとのこと。対策はCommandプロンプトを開いて、「proxycfg -u」のコマンドを打ち込むこと。これでLANの設定画面で設定されているproxy設定がシステムに読み込まれ、無事接続できるようになる。
 どうやらセキュリティ・アップデートのバージョンがv5からv6に上がった時点で条件が変わっていたらしいが、知らずにいたのでこのようなことになっていたらしい。ネットで見ていると、企業などでこのことを知らずにいるところも結構あるようなことが書かれていた。うちなんてまさにその通りの状況だったわけだった(笑)。