2015年5月6日水曜日

CaptureStream(Linux版) 導入顛末

WindowsXPの時代、NHKの語学講座ファイルのダウンローダとして利用していたのがCaptureStreamだった。熱心な視聴者な訳ではないが、いつか勉強しようと思って、とりあえずファイルだけでも保存しておこうと思ったのがきっかけだった。

しかし、XPもupdateが打ち切られ、それに代わるプラットフォームに移行することが求められていたのだけど、7にインストールするのも大げさな気がして(?)、語学ファイルをダウンロードするためだけに、ずるずるとXPを使っていた。もっとも、virtualboxの中のXPなので、他にはあまり影響がないだろうと思ってのことだったが…。

第一候補は、同じvirtualboxに入っているUbuntu。そう思って昨年以来、何度かトライしてみても自分の利用環境ではダメだった(Ruby版は、解説ページを見つけ、その通りにインストールしたら無事動いていたが、Ubuntuネイティブで動くものを入れておきたかったので)。最初は、プログラムの起動すらせず。フォルダを工夫したりしてそのうち起動はするようになってもファイルのダウンロードで失敗。保存フォルダのアクセス権を見直したり、何かのパッケージが不足しているのかもしれない、と思って、いろいろ検索して、そのページで解説されているパッケージをインストールしたり…。数回トライしたが全滅であった。

参考にしたWebページではどこも、ダウンロードしたファイルを解凍するとすぐ使える、と説明されていて、どうして自分のシステムではダメなのか分からないばかり…。そのうち、CaptureStreamに同梱されいてるffmpegを64bitのものに上書きする、と説明のあるページを発見。同梱されているものは32bitとのことで、解説者のシステムが64bitなので、それに合わせて…という記述だった。それでハタと気がついたのが、14.04にupdateした段階で、hostOSがWindows7-64bitなので、Ubuntuも64bit版をインストールしていたこと。

そこでvirtualboxに新たに32bit版のUbuntuをインストール。それにCaptureStreamを入れ起動させてみた。すると、あんなに苦労していたダウンロードがすんなり成功!あの苦労は何だったのかと馬鹿らしいことこの上なし…の状態になった(笑)。

ここまでは自宅のデスクトップPCの話だったが、同じことだと思い単身赴任先のノートに同じく32bit版UbuntuとCaptureStreamを入れて起動。ところが、プログラムは起動するもののダウンロードに失敗。本体のページの注意書きで「ダウンロードに失敗する時は、libva1/libmp3lame0/libass4のインストールを確認」と記述があったので、
sudo apt-get install libva1:i386 などとインストール。それでも失敗…??。

よく考えたら、自宅のPCでは、32bit版にgnome-shellも入れていて、unityではなく、主にそちらを利用しているので、こちらにもgnomeの拡張パックを入れてみると、無事ダウンロードも成功。どのパッケージが不足していたのかは不明だが、とりあえず目的は達成したので詮索はしないことにする。

ちなみに今回、共有フォルダを起動時にマウントするのに使うrc.localファイルに
sudo gpasswd -a ユーザ名 vboxsf
という記述を追加しておくと、共有フォルダを開く時、アクセス権がないと怒られなくなった(笑)。