Gnome-shell を使い始めてすぐに update があったので、実行したところマウスがおかしくなった。windows との統合がうまく行っていない様子なので GuestAdditions を再実行してみた。……しかし、解消されない。今回の update には linux kernel も含まれているようだったのでマウスがおかしくなるのは当然。画面サイズや解像度もおかしくなるので、ポインタの位置もずれてしまい、各種選択ボタンをクリックできないケースも生じ、alt+F4 で終了させる、なんてこともあった。
エラー・メッセージを見ると、kernel のソースがないからコンパイルできん、と言っているようなんで、それらしきファイルをインストールしてみた…がダメ。終いに Ubuntu 自体おかしくなってきたんで、断念して、前のスナップショット(昨年の11月後半)まで戻すことにした。その時は、まだ Unity のままの状態だったので、結局先日の操作はすべて元に戻ることになってしまった。そこから改めて Gnome をインストールして、アイコンを登録して…と作業を進め、ログイン時の音量を設定するコマンドを自動起動するプログラムのリストに追加しようとするとメニューの中に「GNOME Login Sound」という項目を発見。コマンドの内容を見ると、[/usr/bin/canberra-gtk-play --id="desktop-login" --description="GNOME Login"]となっている。サウンド・ファイルを再生する canberra-gtk-play にもっとオプション機能があるかもしれないと思ってググって見ると、[--volume= ]というスイッチがあることを発見。[--volume=]の後ろは[10]とか[-30]とか表記方法はどちらでもいいらしい。そこで[/usr/bin/canberra-gtk-play --volume="-25.0" --id="desktop-login" --description="GNOME Login"]としてみた。
ここまで1時間もかからず終了。前回の経験が生きていた。しかし、そのままにしておけばまた update で kernel が変更されて GuestAdditions の統合が壊れることは明白なので、一度 Ubuntu を終了させ、VirtualBox で Clone を作成。そちらに変更を加えていくことにした。
ここで、廃棄した vdi ドライブの方で出ていたエラーから gnome のソースを見つけてくればいいらしいことが想像されたので、update の際、アップデートマネージャーの設定を開き、アップデータ・タブで「サポートされていないアップデート」にチェック、Ubuntuのソフトウェア・タブで「ソースコード」にチェック…でアップデートを実行し、そこに GuestAdditions をインストールすると正常に統合できた様子。
……で、この次が今回の本題。結果的に失敗したが、前の仮想ドライブでいろいろ対策を試みていた時、ドライブの空き容量が1GBを切るような事態が生じていた。確かめてみるとドライブサイズが8GBであった。今後もいろいろ試してみるつもりでいるので、このままでは心許ないと言うことで、仮想ドライブのサイズ拡張にトライしてみたのであった。
参考にしたのがこのページ。 http://ankyo.blog.so-net.ne.jp/2011-02-20
windows のコマンド・プロンプトを開いて久し振りにキャラクター・ベースでコマンド入力。無事に終了。仮想メディアマネージャで確かめると確かに15GBに増大していた。次に、ダウンロードしてきた GParted をマウントしておいて仮想マシン起動。ページの説明通り GParted が起動したので、swap ファイルを移動。慣れないプログラムなのでいろいろ悩みながら操作してみた。それでも作業が順調に進み、続いて sda1 を拡張しようとした……のだが、拡張できない。ここで、最初の画面の状態が既に違っていることに気付く。参考にしたページでは、仮想マシンが起動し、GParted がドライブ状態を表示した時、sda1 の後ろに拡張され、未割り当て状態のドライブが見える。しかし、私のドライブは、後ろに灰色のスペースが皆無!だから、パーティションを操作しようにも操作できる余地がないんだと納得。どうも正しく拡張されていないようなので、とりあえずその晩は寝ました。
翌日、同じような失敗例がどこかにないかと思ってググってみたところ、次のページを発見。
http://snickerjp.blogspot.com/2011/12/virtualbox-hdd-vdi.html
ここに「どうやら「スナップショット機能」を使っているとダメみたいです。」という記述を見つけて「これだ!」と確信。帰宅後、Clone のスナップショットを全部削除して最新状態1本に統合。その vdi ファイルに対し modifyhd --resize を実施。GParted を起動させて拡張した vdi ファイルを開くと、最初に参考にしたページのようにsda1 の後ろに灰色の未割り当て領域。今度はページの説明の通りに sda1 の拡張まで行うことができた。解説ではこの後、vi を起動して fstab の内容を変更することになっているが、前回トライした時、vi のキー操作が分からずあまり使い勝手が良くなかったので、不具合覚悟ですぐ Ubuntu を起動。Gedit で書き換えてみた。
実は、fstab を書き換えなくても起動し、ドライブ容量も増大していたので、このまま使っても支障は出ないかもしれなかったが、何事も経験なので、解説のページ通りに fstab を変更してみることにした。そして再起動。[swapon -s]とすると、パーティション拡張直後の起動の時は何も表示されなかったのが、
Filename Type Size Used Priority
/dev/sda5 partition 522236 43172 -1
とちゃんと認識されている様子。さらに UUID に書き戻して完了した。
ただ、この間、再起動させると[An error occured while mounting 0.]と出て、[S]でスキップさせる事態になってしまった。少し試行錯誤してみたところ、結論は、fstab の内容をよく分かっていなかったのと、Gedit がスペースや改行を表示しないため、ひと繋がりのパラメーターがたまたま右端で折り返されていたことを分からず、その途中に割り込む形で[/dev/sda5 none swap sw 0 0]を記述してしまったため、記述がおかしくなっていたことが原因だった。不要な改行を削除して、コマンドとパラメーターをつなげたらエラーは出なくなった。
ずいぶん、理解が進んだ気分(笑)。