2010年7月13日火曜日

Windows 2000 サポート終了

 Windows 2000 サポートが終了とのこと。既に引退状態のOSだが、ちょっと使いたい程度のフリーソフトを仮想マシンにインストールして使うのに都合が良くて、最近でもよく利用していた。ちなみに、このブログの設定は、VirtualBoxにインストールしてあるWin2kの中のOperaに保存してあって、ここを書くのに利用して来た。

 特別このOSでネット・サーフィンやその他、セキュリティー上危なくなるような作業をすることはないのだけど、一応、セキュリティー・アップデートの最終版を手元に残しておこうかなと思って、「SP+メーカー」を使ってHotfixディスク(iso)を作ってみた。

 ただ、それで作成されたディスクが本当に使えるのか確かめておく必要があると思い、既にVirtualBoxには、ひとつWin2kが入っているのだけど、確認だけのため新規インストールを試みてみた。………ところが、入らない………。以前は、インストール・ディスクから支障なくインストールできて、その後、自動アップデートで最新状態にできたのに、設定段階で、コンポーネントのインストールから最後のタスクに行くあたりで異常終了し……また設定の最初に戻り……それがエンドレスの無限ループ状態に陥ってしまう。

 最初、「SP+メーカー」でインストールCDも一緒にしたバージョンを作ったので、その内容がおかしいのかと思い、Hotfixだけを作り直し、元々のインストール・ディスクからインストール。…しても同じところで異常終了→無限ループ。

 これはVirtualBoxにバグがあるのかもしれない、VirtualBoxの方を先にインストールし直した方がよさそうと思い実行。VirtualBoxも、SunからOracleに売却されて体制が新しくなっていたことも知っていたが、少し様子を見てからバージョンアップしようと思っていたので、ちょうどいい機会と思ったせいもある。そして、仮想化マシンや仮想HDの保存場所も管理しやすいところにまとめようと思ってCドライブから移すこともできた。…その際、再登録で手間取ったが、それは省略。

 Oracle版のVirtualBoxは、バージョン3.2.6。ちょっと起動画面のデザインが変わったりしたけど、同じような作りで支障なく使えそう。…と思って、Win2kを入れようとしたけど、やっぱり同じ。それで似たような症状の情報がネットにないかググって見た。そうすると、どうやら仮想化されたハードディスクからの反応が、物理的にありえないタイミングで帰ってきて、それを上手く捉えられない、インストール・プログラムのバグ(…ネットの筆者はそう表現していたが、まあ、プログラマの想定外の事態の気も…)のせいとか。

 確かに、今インストールされているWin2kは、VirtualBoxがバージョン2の時代に入れたものだった。当時の仕様だとインストール・プログラムも付いて行けていたのだろう。バージョンが上がるにつれ、反応速度の改善があったってことなのかな…。

 さらにネットを探すと、反応速度を遅らせる(delay)操作を紹介するページを発見。VirtualManage.exeをコマンドラインで使って指定するらしい。…途中を省略するが、結論として上手く行かず断念。とりあえず、半日かかってその日は敗北で終了(笑)。

 翌日、VirtualBoxのバージョンの問題なら、古いバージョンを入れて、そこにインストールすればいいではないかということに気が付く。…が、新旧両方のVirtualBoxを並存させることは無理だと想像されるので(レジストリその他の設定が衝突して、ひとつしか登録できない仕様のように思われるので)、この方法も断念。…そのうち、VirtualPCの存在を思い出す。そもそも、仮想化PCは、最初、VirtualPCから試したのだが、仮想化したかったUbuntuと相性が悪かったので、VirtualBoxに乗り換えたもの。同じMicrosoft同士の製品なら親和性が高いと想像されるので、そちらで試してみることにした。

 ただ、2007版だと、同じことになっても嫌なので、ググって古いリンクを探し、VirtualPC2004をダウンロード。すんなりインストールされて、新規に仮想化PC登録。オリジナルのインストールディスクからインストール成功!そこで、もうひとつ仮想化PCを作って、SP+メーカーで作った、インストール・ディスクを試すが、失敗。最初はISOファイルからインストールしたので、改めてCD-Rに焼いてトライ。…でもダメ。

 どうやら、SP+メーカーで作ったインストール・ディスクには、どこかにバグがあるらしい。そこで、HotfixとSP4の分だけのディスクを作って、インストール後のアップデートだけ対応できる方法を試してみた。こちらはISOファイルのままでも成功。ずいぶん、遠回りしたが、これでSP+メーカーで作ったセキュリティ・アップデート・インストール・ディスクは、自分の環境でも実用になることが確認できた。ただ、その後、オンラインでアップデートを試みたところ、まだいくつか「優先度の高い更新プログラム」が示されたので、SP+メーカーのアップデート情報が少し古かったらしい。そこで、再度、SP+メーカーを起動。ヘルプから最新情報を検索させて、6/12の日付のものを発見。それをダウンロードして再度Hotfixディスク(ISOファイル)作成。

 再度、新規PCにWin2kをインストールして、アップデートすると、今度はオンラインでアップデートしても「優先度の高い更新プログラム」が表示されず、名実共に現在の最新状態が得られた。

 もっとも、こんなに手間隙かけても、実際にWin2kがどれだけ必要なのか、というと、なければなくても…なのだけど、まあ、何事も試してみて、将来その経験が生きることもあるだろうという前向きな評価ということで…。