2016年12月31日土曜日

WINE のフォント設定


 WINEを入れてみた。いくつかWindowsで使っていたソフトを、Windows10以降も継続的に利用できないかと思ってのこと。10になって、互換設定を使っても上手く動かないソフトが多く、ubuntu内で使えたら…との思いで試してみた。

 結論から言うと成功。しかし、ソフト内でメニューなどを表示するフォントが不自然で不満が残ったので、色々トライしてみた。幸い文字化けは起こさないのだけど、フォントが小さく、文字と文字の間隔も詰まっていて見辛い状態だったので、フォント設定を見直してみた次第。

 あるページでは、MSゴシックのフォントをWINEのフォント・フォルダにコピーすればいいと紹介されていたが、変化無し。ちなみに、WINEの設定等は、「~/$HOME/(ユーザー名)/.wine」以下のフォルダに格納されているらしいことを知った。先頭に「.(ドット)」のついたフォルダは非表示になるという、LINUXの仕様で、ファイル・ブラウザからは所在を確認できないので、端末で「CD」しながら、ダイレクトに名前を打ち込んでフォルダの所在を確認してみた。こちらもちょっと勉強になりました。

 そのうち、端末で「winetricks allfonts」すると、必要なフォントがインストールされるという記述を見つけたのでトライ。しかし、リンク先に指定されたファイルが存在しないと言われて失敗。さらに、検索すると  「winetricks corefonts」を先に試して、それでもダメだったら「allfonts」を試すと良い、と紹介しているページがあったので、そちらを実行。

 今度は正常にインストールが進み、無事終了。改めてWINEからWindowsソフトを起動すると、以前より読みやすいフォント表示になっていて、とりあえず一安心。

 段々、新しいWindows無しでもPCを利用する上で支障のない状態になってきたな~というのを実感する今日この頃であった(笑)。

2016年9月11日日曜日

Thunderbird メールデータの統合・再生





現在、主に使っているノートPCは、Windows7 から10にバージョンアップした際、すんなり移行できなくて、一度、7を最初から入れ直して10にアップすることになり、Thunderbird も新規に入れ直したもの。そのため、メールデータが途絶。一応、移行作業前にメールデータを保存してあるフォルダを、そのままコピーして取っておいたので、書き戻せば元に戻せたのだが…いつものことなんで、特にこだわる必要もないかと思い、新規に使い始めたせいでもあるのだけど…。

ただ、添付ファイルなど、必要になる場合もあるので、しばらく交信していなかった人のメールアドレスを調べるついでにデータ回復・統合法を調べてみたので、自分用の備忘録を兼ねメモ。ただ、バックアップとはいっても、Thunderbirdのメニューからファイル保存を行ったのではなく、通常のメールデータ保存フォルダを、他の場所にコピーして複製を残してあった、というケースへの対処法。

手順
1.メールデータのバックアップ、あるいは保存フォルダが残っていることが前提。
  自分が今回試した方法は、Thunderbird の左側、メール・アカウントの下にある、ローカルフォルダに作ってある、メール振り分け用のフォルダ単位でメールを Thunderbird に認識させ、その時点で保存されているメールデータと統合したという方法。IMAPで運用している人には、当然、無用の話。

2.バックアップされているファイルは、「○○○.msf」というファイルとmsfの拡張子のつかない「○○○」だけのファイルでセット。○○○には、ローカルフォルダにあった各フォルダ名。

3.○○○が、現在使っている Thunderbird でも使っているものだと上書きされる心配があるので、リネームする。全然違う名前でも良いし、何文字か追加するだけでも大丈夫。例えば、○○○-tmp など。

4.○○○.msfと○○○の2つのファイルをセットで、現在のメールデータフォルダ(ローカルフォルダ側)にコピー。
  現在の環境では "C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\(アカウン名).default\Mail\Local Folders"。AppData のフォルダは、ファイルの表示設定を変更しないと、デフォルトでは見えないので、事前に設定を変更しておく必要あり。

5.統合したメールデータをコピーしたら Thunderbird を起動。一回では認識してくれないこともあるので(ファイルデータが大きい場合、読み込みに時間が必要だっただけなのかも…)、1~2分してもう一度起動すると、ローカルフォルダの部分にリネームしてコピーしたファイル名が、フォルダとして表示されているはず。そのフォルダを選択して、右側のメールリストにメールが表示されれば成功。手動になるけど、個々のメールを選択して、保存したいフォルダに移動させれば終了。念のため、メニューからファイルの保存を行っておけば、またデータが分断しても安心。

6.フォルダ内にさらにサブフォルダを作ってあった場合は、メールデータを保存してあるフォルダ内に「▲▲▲.sbd」というサブフォルダが作られていて、その中に、msfの拡張子のつくものとついていないものがセットで保存されているので、先ほどと同じように処理(ただし、サブフォルダとして回復させることはできないので、通常のフォルダとして認識させ、その後、サブフォルダに移動させる必要)。


以上。

(おまけ)
送信メールを示す「SENT」というファイルがあり、コピーする時、たまたま「SENT-old」としてコピーしたら、ローカルフォルダの中で「送信済みトレイ」と表示されて、専用のアイコンがついていた。偶然だけど、システムの予約語だったのかも…。