2025年8月2日土曜日
cueシートとCDテキスト
自分が使っているCDプレイヤーはかなりの年代物で、当然ディスプレイにテキスト表示などの機能は無い。従って、CDテキストなどの情報がリードイン・エリアに書き込まれていてもそれを解読する機能は無いわけで、場合によっては必要の無い情報としてそれらをエラーとして処理している可能性が頭に浮かんだのだった(それらも、PCだと普通に読み込んで再生できるので、プレイヤーの処理体系の規格との兼ね合いと想像した結果)。
そんなことで、使っている書込ソフト「ImgBurn」がイメージ作成の際自動的に作成するcueシートをテキスト・エディターで開いて、CDテキストに相当する情報を削除してから焼いてみた。そうすると何も編集しなかった場合は音楽CDとして認識しなかったイメージ・データを、再度、編集後のcueシートで書き込むと通常の音楽CDと同じように再生できたのだった(テストした最初のディスクは当然廃棄行き 笑)。
古い酒袋は、新しい酒では荷が重く、古い酒を入れないと使えなかったというオチ。もっとも、音楽はストリーミングやダウンロードを利用するケースが増え、物理メディアとしてのCDを買う人は減っている様子。そんな時代に、わざわざCD-Rに焼いてバックアップするという人も化石だろうから、cueシートに手を入れるというノウハウもほぼ無用の長物(?)だろうけどね(苦笑)。
2025年7月24日木曜日
古~いホームビデオテープのデジタル取込記
我が家では、子供たちの姿を記録するため2世代のビデオカメラを利用してきた。最初が、SONYの8mmビデオカメラ。その次が同じくSONYのminiDVのビデオカメラ。
暇なときにパソコンに取り込もうと考え後回しにしていたら、既に子供たちは疾うに子供ではなくなり、PCのインターフェースもドンドン変化して既にメディアやインターフェースどちらも化石のような規格、過去の遺産となっている始末。
作業は後回しとはいえ、再生自体できないと取り込むどころではないので、カメラ本体が壊れた後、将来に備え8mmビデオは再生専用のプレイヤーを購入しておいた。今回、それをほとんど20年振りくらいに触ってみた。幸い、無事、動いてくれたので、BDレコーダーにS端子経由でつないで取込。トラッキングが安定しないところもあったが、画質云々は問わないこととして取込を行い、全部BDレコーダーに録画することができた。それをBlurayディスクに書き出し、それをPCに取込。利用する際は目的に合わせコンバートすればいいので、とりあえず素材として保存するだけで終了。
次は8mmテープ以上に本数のあったminiDVの取込。こちらはカメラが残っているので、そこから直接PCに取り込むことを計画。ただ、ことらももう10数年触っていなかったので、どうやってテープをセットするのかすら最初分からず、あせった。カメラの底部に開閉スイッチがあったことを完全に失念していた…というより単に歳か(笑)。
折角デジタルで録画されているものをアナログで(またS端子経由で)取り込むのは馬鹿らしいので、デジタルで取り込もうと計画。カメラが現役で稼働していた当時は、デスクトップPCにIEEE1394増設ボードを介して直接カメラを制御してデータの取込が可能だったが、その後PCそのものが数回更新され、その際、ボードは外されたままに…。それでも取込を行うときにPCケースのパネルを外して増設すればいいや、くらいに簡単に考え、ボード自体は後生大事に保管していた……が、今回つなごうと調べてみると、増設ポートそのものの規格がもうすっかり変わっていて(まあ、当然だが…)、ボードの購入から始めることとなった。
ネットを調べていると、「Windows 10用PCIe Firewireカード、IEEE 1394 PCI Expressアダプタコントローラ3ポート」というのがamazonで見つかったので、安価なこともあり、ダメ元で購入。古いドライバーでないと認識しないという記事もあったので、紹介の通り、microsoftからDLするなどして、ボード自体はすぐ認識。しかし、カメラの方はデバイスとして認識せず。ドライバーを色々換えながら試してもデバイスとしてカメラそのものを認識せず、キャプチャーソフトも動かない状態で2日ほど打開策を検討。そこでソフト的なことではなく、ハード面の可能性に思い至って、昔使っていたSONYのi.LINKケーブルを箱の中から発掘してつないだところあっさり認識。
キャプチャーソフトは「winDV」を利用。そこからは作業はサクサクと進み、無事取り込むことができた。ただ、テープ・メディアであることから必然だが、取込はテープの実時間がそのままかかり、結構な時間を取られることとなった。まあ、途中、終了時間を見て他のことをしていて、特に張り付いていたわけではないが、それでも頭の隅に取込のことがあるのは妙な気分だった。デジタルというと実時間と実際の作業時間というのは比例しないので、不思議な感じだったという感じ。
改めてデジタルとはいってもPC周りは電気的につながってはじめて成り立つという機械の側面を強く思い起こす機会となった経験でした。