2025年8月2日土曜日

cueシートとCDテキスト

最近、購入した音楽CDのバックアップに失敗することが増えた。ドライブ本体やOSのアップデートなどでデバイスの条件も変化してきているし、そもそもCD-R自体も作っているところが減ってきて品質も低下しているようなコメントも目にする。そんなことで何枚も失敗してしまったこともやむを得ない…と思っていたのだが、ある時ふとCDテキストの扱いに思いが至った。

自分が使っているCDプレイヤーはかなりの年代物で、当然ディスプレイにテキスト表示などの機能は無い。従って、CDテキストなどの情報がリードイン・エリアに書き込まれていてもそれを解読する機能は無いわけで、場合によっては必要の無い情報としてそれらをエラーとして処理している可能性が頭に浮かんだのだった(それらも、PCだと普通に読み込んで再生できるので、プレイヤーの処理体系の規格との兼ね合いと想像した結果)。

そんなことで、使っている書込ソフト「ImgBurn」がイメージ作成の際自動的に作成するcueシートをテキスト・エディターで開いて、CDテキストに相当する情報を削除してから焼いてみた。そうすると何も編集しなかった場合は音楽CDとして認識しなかったイメージ・データを、再度、編集後のcueシートで書き込むと通常の音楽CDと同じように再生できたのだった(テストした最初のディスクは当然廃棄行き 笑)。

古い酒袋は、新しい酒では荷が重く、古い酒を入れないと使えなかったというオチ。もっとも、音楽はストリーミングやダウンロードを利用するケースが増え、物理メディアとしてのCDを買う人は減っている様子。そんな時代に、わざわざCD-Rに焼いてバックアップするという人も化石だろうから、cueシートに手を入れるというノウハウもほぼ無用の長物(?)だろうけどね(苦笑)。