いつも頭に浮かぶ話題はあるのだが、どうもブログの文章にしずらくて…ずるずると前回のブログから半年以上も経ってしまった。あまり細かいことまで気にせずことばを発するには、Twitterなんかが適しているのかな。
もうすぐ選挙だが、本当に国会の図式が変わりそう。その昔、ベルリンの壁が崩れた時、歴史の大きな転換点である事は分かったものの、それが日本の現実にどのように結びつくのか、まったく想像できなかった。それが3年ほどして細川政権が出来た時、日本の政治構造も冷戦体制を前提に成り立っていたのかと、改めて実感したものだった。必ずしも、冷戦崩壊が主たる原因だったわけでないとしても。
多分、今の変化の底流にあるのは、キャッチアップ型の経済成長から名実共に脱却する構造転換なのだろうと思う。専門家はもっと色々な観点から論じているのだろうけど…素人としての視点から感じていることをまとめるならば。実家の父親と話していても、日本の経済成長を主導したとの認識から官僚への暗黙の信頼、海外との自由貿易の拡大による農業の崩壊を阻止すべく交渉打破、公共事業による地域振興志向、など、昨今、経済論壇などで論じられるテーマからすれば守旧型に分類される論調、目白押しの印象を受ける。経済学的な処方箋の論議は鼻で笑われるのがオチって感じで(笑)。それも仕方ないとは思うんだけどね。いかんせん、それら論議を根拠付ける経済学その他の基礎概念を知らないわけだから。もっぱら経験的な実利中心の発想こそ地に足のついた議論だという信念だしね。どうも学生運動の頃の学生たちの理想論と同じくらい地に足のつかない議論だと感じている節がある。あまりにも抽象度の高い議論を、アカデミックなトレーニングなしに理解できるほうが困難なわけで、当然な反応とも言える。いいかえれば、そのような知識を伝えることのないマスコミの報道に課題を感じる。いわば普通に生活しているおじさんやおばさんたちも、少しはその時代の知的ツールを知らしめる姿勢を持っていもいいのではないだろうか。何でも庶民「「感情」」で理解でき、共感できる政治や経済のあり方が望ましい訳でもないだろうに。
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