2008年6月1日日曜日

NEC PC-9821V20

 古くなったパソコンを廃棄しなければ…と思いつつもほったらかしになっていた。今日、期せずして暇ができたので着手してみた。

 まず、買い取り・引取先の点検。リサイクル・チェーン店に電話で確認すると、CRTディスプレイも含めて引き取ってくれるとのこと。当然、値段など、端から期待していないので、引き取ってくれるだけで御の字の気分。ついでに別のPCとセットで買ったCRTディスプレイも一緒に持っていくことを計画。そちらも電話のついでに訊いてみると、画面設定がボタン式のものならOKとのこと。ホッとする。そこで今度は、ハードディスクのデータ抹消を検討。

 何せ、AT互換機になる前の、NEC独自仕様の時代のPC-98シリーズのWINDOWS95。ネットでフリーの消去ソフトを探してもなかなか見つからない。特に空きスペースを抹消してくれるものを探して、いくつか試したもののインストールできないものばかり。大抵サイズが大きすぎてフロッピーには入らない。CDドライブも規格が古いものだからRWを読んでくれない。CD-Rなら読むが、たった数メガバイトのために1枚使うのももったいないので、ファイル分割ソフト(懐かしい!)を探してフロッピーで移し、何とか結合させて起動させてもインストールできないと断られるばかり。そのうちやっとPC-98用の「98DESTROY」というものを見つけてひと息つきました。しかし、これにもちょっと悩まされました。最初、SCSIで接続している外付けのHDを抹消しようと思ったのだけど、実行させる段階で反応しなくなってしまう。WIN95から作成した起動ディスクなので純粋なMS-DOSとバージョン違いで上手く行かないのかなと思って、MS-DOS6.2のインストール・ディスクを探してブートさせ、そこでFDを入れ替えて「98DSTR.EXE」を起動させてもダメ。消去条件を変更したり、SHIFTキーを押しながら入力してみたりと色々試してもやはりダメ。そのうち、試しに内蔵HDを指定してみたところ速攻でスタート!!どうも外付けに対応していないソフトだった様子。まったく疲れた。

 その後、WIN95を再インストールしておこうと思い、PC付属の再インストール・ディスクを起動。しかし、そこでも領域確保や状態変更等、疾うの昔に忘れてしまった知識を必死に思い起こしながら作業を進めることになり、やたらやり直しで時間を取られる。そして、再フォーマットも終わって再インストール、と思ったら、どういう加減が外付けの方に書き始める始末。あくまで本体を引き取ってもらうために、無駄とは思いつつも、動いていることをアピールするためのことなんで、内蔵のドライブにインストールされなければ意味がない。途中で止めて、またおかしくなっても嫌なのでとりあえず終わるまで待つことに。…その間、時間つぶしに、以前職場の同僚が貸してくれていた枝雀のDVDを鑑賞(笑)。小1時間経ってから再度トライ。今度は無事、内蔵ディスクにインストールも終わり、再起動。やれやれとセットアップをしようとすると、WINDOWS95のプロダクト・キーを入力するように促される。「え~!」と驚いて、あちこち説明書やシステムのディスク類を保管している引き出しをひっくり返すも発見できず。「もう要らんだろう」とナンバーが記されているカバーの方を捨ててしまっていたらしい。CD-ROM自体は、空ケースに保管されていたが、キーは別になっていたらしいのだ(泣)。そこで、一度諦めたのだけど、再度気を取り直して探してみたら別なとこから入手。やっとインストールを終えることができました。ほとんど半日潰れました(泣)。

 当時、起動ドライブを変更したり、独自メニューをバッチ・ファイルで作ったりと、自分なりに色々いじっていたものなのだけど、すっかり勝手が分からなくなっていて無駄に時間がかかってしまった。ほんと、昔は不便だったんだな~と改めて実感しました。なんだかんだ文句いうことが多いとはいえ、ほんと、今の機械は昔に比べて便利になっているんですね。

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