2008年9月15日月曜日

仮想化Ubuntuへの道(…まだ途上だけど…)-その2

 一方、Ubuntu では最初から VirtualBox 用のコンテナ・ファイルを公開していて、導入の敷居は VirtualPC と比べてはるかに低くなっている。ただ、最初は、VirtualBox というプログラムの仕様も分からなかったため、VirtualBox のページに行ってもどれをダウンロードすればいいのか分からなかった。私の場合、ホストが Windows XP Home Edition SP3 なので、VirtualBox 2.0.2 for Windows hosts x86 を落としてきた。次に、Ubuntu 日本語チームのページから、日本語ローカライズドVirtualBox用仮想マシンのダウンロードのページに行き、ubuntu-ja-8.04-virtualbox-i386.zip(仮想マシン本体)を落とし、解凍。 まず、VirtualBox をインストール。次に解凍した Ubuntu のボリュームを指定して VirtualBox に登録。起動させると前の時と同じく、言語やタイムゾーン、キーボードなどの初期設定をしてスタート。ネットは何もしなくても接続可能な状態になっており、IPアドレスやDNSサーバーの設定などは正常に行われている様子。音の方は最初鳴らなかったのだけど、VirtualBox の方の設定を見るとサウンドカードが初期状態では使うようになっていなかっただけで、「使う」にチェックを入れ、ドライバを選択すると無事鳴るようになった。

 そこで、次にホスト側の Windows とファイルのやりとりをするため、共有フォルダを設定しようと思った…が、ここで2日ほど苦しむことになった。これも Ubuntu や VirtualBox の仕様が把握できていなかったため経験することになった回り道ってことだった。

 まず、VirtualBox の側で共有フォルダを設定。メニューから「デバイス-共有フォルダ」とたどって、追加の+ボタンを押す。そうすると「共有フォルダの追加」というポップアップ・メニューが出てくるので「フォルダのパス」のレター・ボックス横のドロップ・ダウン・ボタンを選択。「その他」にカーソルを合わせクリックするとホスト側のフォルダ選択画面が出てくるので、共有用のフォルダを指定してOK。

 次にゲスト側の Ubuntu でそのフォルダを使えるように設定する必要があるんだけど、これが分からなかったんだな~。

 最初、VirtualPC でゲストも Windows の時みたいに、ファイル・マネージャーの類のアプリから簡単に参照できると思っていた。しかし、コンピューターを開き、ファイル・システムを開いてもどこにもホスト側のドライブへのリンクが見つからず彷徨。ネットで調べると、ゲスト側でマウントって作業が必要らしいということが分かる。ドライブとかデバイス類をマウントするっていう操作自体の意味は理解しているので、後は具体的な指定方法の検索。

 どうやら「$ sudo mount -t vboxsf SharedDirectory /media/share」というコマンドでそれが可能らしいというところまで分かった。さらに最後の「/media/share」というのは、実際にホスト側の共有フォルダの内容をゲスト側で参照するための窓のような役割をするためのフォルダで、「share」自体は任意に各自で作成したフォルダ名になるとのこと。まず、フォルダを作ることにする。

 以前、VirtualPC で格闘していたとき、システム上の設定ファイルをいじるには端末でコマンド入力が必要になるってことを知り、何度かトライしていたので、今回も迷わず端末を開き、フォルダ作成のコマンドを打ち込もうとする。…しかし、最初、うろ覚えのコマンドを打ったら「違うワイ、ボケッ」って怒られた。DOSのコマンドと似てたよな~と思って「md」って打ち込んだんだね…。確か「mkdir」だったよな~、略してもよかったよな~、というはるか昔の記憶。DOSコマンドを駆使して、自分用にランチャーになるバッチ・ファイルをよく作ったな~などという遠い思い出が蘇りました。改めてネットで Ubuntu の基本コマンドを検索して無事作成。後から気付いたのだけど、フォルダを作るくらいなら、ファイル・マネージャーで簡単にできたんでした。

 次にマウント作業。「$ sudo mount -t vboxsf SharedDirectory /media/share」の真ん中、「SharedDirectory」はホスト側のフォルダのはずなので、自分が共有させようと思っているフォルダの名前「D:\Work\Tmp」などと入力。ネットで検索したページにもあったやりとりと同じく「No such device」のエラー・メッセージ。いろいろ探しても「SharedDirectory」を入力としか書いて無くて、Ubuntu というか Linux というか、コマンド・ライン上の表記方法に DOS と違いがあるのか(例えば、区切りは/を使わないとダメとか…)知りたかったのだが、分からず。まあ、こんなもんさと思ってその日は就寝。

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